1983年富山県生まれ。幼少期~10代は「誰にも理解されない」と孤独を抱え、心と身体の問題への関心から国立看護大学校へ進学。2007年より国立精神・神経医療研究センターに勤務する。ストレスケア病棟と睡眠障害センターで、3000人以上の精神疾患患者に心理療法の一分野である認知行動療法を実践。様々な背景を抱える患者や患者家族らの心に寄り添い続けると同時に、患者向けプログラム開発・導入や医療従事者向けの認知行動療法研修など新たな試みも積極的に取り入れる。
10年の精神科臨床経験とともに、複数の経営者のメンタルサポートをしてきた知見を活かし、2017年に独立。認知行動療法を下敷きにした独自のメソッドと、「相手の心や感情に徹底的に並走する」ことをモットーとして活動中。教科書執筆、厚生労働省の認知行動療法研修ファシリテーターほか、企業や自治体での講演、教育者・医療者向けの研修を全国で開催する。
健康な人をより健康にするための意識も高く、「人と人が理解を近づけるためのセルフ感情カウンセリング」の普及をライフワークにしている。
経済ニュースサイト『New Picks』では、精神医学・精神看護学の研究者として支持を得る人気ピッカーでもある。上司や同僚ではない安心・安全な第3者に感情を表出できる場を企業内に設置することを目的に「心の保健室」を複数企業で運営する。
東京都杉並区在住、妻と3歳の娘の3人暮らし。子育てで大切にしていることは「押しつけないこと」「妻の話を聞くこと」